災害ボランティア入門(Web検定)とは

被災地で活動するための基本的な力を

被災地で活動するための基本的な力を

全国各地から大勢の人たちがボランティアとして被災地に駆けつけ、「ボランティア元年」とも呼ばれた1995年の阪神・淡路大震災。以来、そうした「災害ボランティア」の存在は、地震や津波、洪水などの大規模自然災害の被災地での支援活動に欠かせない存在となってきました。

しかし、ボランティアに関する情報や知識は、いまだ広く共有されているとはいえず、「参加したいと思っても、どうしたらいいのかわからない」という声も聞かれます。また、2011年3月の東日本大震災の際には、「経験のないボランティアが被災地へ行っても邪魔になるだけでは?」といった情報が錯綜。そのために現地に向かうことを躊躇した人も多く、結果として緊急支援の初動が遅れる一因ともなってしまいました。

災害が起こったときに、スムーズに支援活動をスタートさせるには、ボランティアの受け入れ体制を充実させるとともに、現地で活動するための基本的な力を持った「災害ボランティア」を、平時から育成しておく必要がある--。そんな思いから、東日本大震災をはじめ国内外での災害支援活動を展開してきたピースボート災害ボランティアセンターでは、2011年から「災害ボランティア・トレーニング」を行なっています。その一環で実施する「災害ボランティア入門(Web検定)」は、各地での講習に直接参加できない人にも幅広く知識を身につけていただけるよう、パソコンとインターネットで気軽に受験できるシステムを取り入れました。

目的は「合格」ではなく「学ぶこと」

目的は「合格」ではなく「学ぶこと」

この検定では、災害ボランティアに参加する人が、被災地に負担をかけることなく、また自分の身を守って安全に活動するために必要な最低限の知識や心構えを身につけることを目指しています。「合格すること」ではなく「学ぶこと」「考えること」を目的にしてほしいとの考えから、各問に「考えるヒント」となる解説を付けました。

もちろん、災害ボランティアに「これさえ知っていれば大丈夫」という、決まりきった「答え」があるわけではありません。刻一刻と状況が変化する災害支援の現場では、今何をするべきなのか、どう動くべきなのかを自分で考え、判断することが基本です。この検定を通じて、その「判断」の根拠となる知識や想像力を身につけてもらえればと思います。

合格後はさらなるステップアップも

検定に合格した方には、認定証が発行されるとともに、「災害ボランティア情報メール」が配信されます。どこかで災害が起こり、ボランティアの募集が始まったときなどに、その情報をいち早くお伝えします。

また、さらにステップアップを目指すなら、より幅広い知識やスキルを身につけられる、PBVの「災害ボランティア・リーダートレーニング」の受講も可能。

「災害ボランティアリーダー」とは、ボランティアの活動現場でのまとめ役となるとともに、ボランティア初級講座の実施、防災イベントの企画などを通じて、各地域の防災・減災ネットワークづくりの基幹を担う人材です(詳しくはこちらをご覧ください)。

フローチャート図